ぜんぶはじめて
「……悠のとこ行ってくる……」
喧嘩しても…
………悠に会いたい
私馬鹿だよね…
嫌いって気持ちより、
好きって気持ちのほうが大きいからかな……
りっくんは笑顔でいってらっしゃいって言ってくれた。
もう外は真っ暗で、私は悠の家に走り出した。
悠の家の前に着くと、インターホンを押した。
悠は、すぐ出てきた。
一瞬びっくりした顔をした。
「………美紀……」
「……話があるの」
悠は入れよって言って家の中に入ってった。