ぜんぶはじめて
「…んんっ…っん…」
部屋には二人の絡まり合う音だけ響く。
悠が、なぜか私の上になる体制になってきた。
「…っんっ…!!ふっ…」
唇が離れると、
「…はぁっ…えっと悠…この体制はなんすか…?…」
「ん〜……さぁ?」
「…さぁって……あのまだ私達中学生で……まぁ悠はいろんな経験をつんでるかもしんないけど…」
「…は?積んでない…てかお前早口だな」
悠はなぜか笑う。
「…なっ!だったら避けてよ!!」
「………やだ」