君がいた…
そして―
その人の目を見た瞬間
宏史の体は 硬直してしまった…
ボールを持ち 立っているその人―
腰まである
きれいなストレートな髪が風になびく
その彼女もまた
宏史を見たまま硬直していた
その間 数秒
2人の間には、何かが流れた…
「あ あの…」
やっと 動き出したのは 彼女の方だった
「舞…堀切舞は、どこにいます?」
少し緊張した声で 問う彼女に
宏史は
「…部室」
と…
ぶっきらぼうに答えた。
「ありがとう」
彼女は
優しい笑顔を作り宏史にボールを渡すと
真っ直ぐ
サッカー部の部室へと向かって歩いて行った。
その人の目を見た瞬間
宏史の体は 硬直してしまった…
ボールを持ち 立っているその人―
腰まである
きれいなストレートな髪が風になびく
その彼女もまた
宏史を見たまま硬直していた
その間 数秒
2人の間には、何かが流れた…
「あ あの…」
やっと 動き出したのは 彼女の方だった
「舞…堀切舞は、どこにいます?」
少し緊張した声で 問う彼女に
宏史は
「…部室」
と…
ぶっきらぼうに答えた。
「ありがとう」
彼女は
優しい笑顔を作り宏史にボールを渡すと
真っ直ぐ
サッカー部の部室へと向かって歩いて行った。