君がいた…
彼女は―
堀切 美星(ミホシ)
舞の姉で この学校の卒業生。
今は県内の大学3回生で
元サッカー部マネージャーだということもあり
時間があくとよく顔を出していたらしい…
あの日から
ちょくちょく顔を出すようになった美星―
今日もまた
部員達に囲まれ
和やかな時を過ごしていた
宏史と俊樹は
その輪に入る事なく
少し離れた所から2人並んで
座ってその様子を見ていた…
「なあ」
ひとだかりから目を反らす事なく
俊樹が口を開いた。
「あ?」
うつ向き加減で見ていた宏史は
目だけ動かして答えた。
「もう いいんじゃないか?」
「なにが?」
「他の人を好きになっても。」
そう言うと
俊樹は 宏史の方を向いた。
宏史は
言われた事に対し驚いた顔をしている
「気になるんだろ?
美星さんの事…」
俊樹がそう言った瞬間
宏史の顔が固まった…
堀切 美星(ミホシ)
舞の姉で この学校の卒業生。
今は県内の大学3回生で
元サッカー部マネージャーだということもあり
時間があくとよく顔を出していたらしい…
あの日から
ちょくちょく顔を出すようになった美星―
今日もまた
部員達に囲まれ
和やかな時を過ごしていた
宏史と俊樹は
その輪に入る事なく
少し離れた所から2人並んで
座ってその様子を見ていた…
「なあ」
ひとだかりから目を反らす事なく
俊樹が口を開いた。
「あ?」
うつ向き加減で見ていた宏史は
目だけ動かして答えた。
「もう いいんじゃないか?」
「なにが?」
「他の人を好きになっても。」
そう言うと
俊樹は 宏史の方を向いた。
宏史は
言われた事に対し驚いた顔をしている
「気になるんだろ?
美星さんの事…」
俊樹がそう言った瞬間
宏史の顔が固まった…