君がいた…
2人共

俊樹と同じ

優しい笑顔で舞を見ていた。

舞は

顔をクシャクシャにし

「みんな 大好き!」

そう言って

声を出して泣き出した。

そんな 舞を

3人は囲み

成二は肩を抱き

俊樹は頭を撫で

功は

前に座り

舞を見上げながら 手をさすった。


そんな事があり

いつも隣に 誰かいてくれる…

慰めてくれたり

行き過ぎた考えを叱ってくれたり…


舞は

俊樹達の存在が

大きな支えとなっているようで

笑い合い 幸せそうな

宏史と美星を見ても、辛くなくなっていた…

「もう…大丈夫みたい。」

心からの笑顔で 俊樹を見上げて言う舞。

「そっか。」

俊樹は

舞のその表情が 本物であると確信し

笑顔で答えた。
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