君がいた…
「俺ん家…?」
ひきつった顔で
美星を見て言う宏史に
美星は
「そう。」
にっこり笑って返事をした。
「俺ん家行ったって つまんねーよ。
どっか別の…」
「宏史くん家がいい。」
「……」
なんとか
はぐらかそうとした宏史の言葉に
かぶせるように 美星は
強い口調で言った。
その美星の目に
なにかを訴えるようなものを感じ
宏史は
美星の目を見たまま
黙ってしまった…
「このままにしといていいの?」
下から見上げて言う美星。
「なに…が?」
美星の言いたい事が分かっているのか…
宏史は
少し動揺している。
「ご両親と
すれ違ったままでいいの?」
直球の質問―
宏史は
目をそらしてしまった…
ひきつった顔で
美星を見て言う宏史に
美星は
「そう。」
にっこり笑って返事をした。
「俺ん家行ったって つまんねーよ。
どっか別の…」
「宏史くん家がいい。」
「……」
なんとか
はぐらかそうとした宏史の言葉に
かぶせるように 美星は
強い口調で言った。
その美星の目に
なにかを訴えるようなものを感じ
宏史は
美星の目を見たまま
黙ってしまった…
「このままにしといていいの?」
下から見上げて言う美星。
「なに…が?」
美星の言いたい事が分かっているのか…
宏史は
少し動揺している。
「ご両親と
すれ違ったままでいいの?」
直球の質問―
宏史は
目をそらしてしまった…