二重人格弟に溺愛中
お昼ご飯を食べ終わり
お店を出た
「この後は....どうする?」
まだ時刻は2時をちょっと過ぎたくらい
でも、午前中は晴れていた空が
少し雲がかかっていた
「雨...降りそう」
「そう?
公園でも行かない?」
「公園?
何するの」
「う〜ん。
散歩とか」
「なんかオジサンみたい」
散歩という選択肢に
少し笑ってしまった
だってデートに散歩
あるかもしれないけど
普通はショッピングとか..じゃないの?
「散歩するとさ...
気持ち良くなれるよ?」
「じゃあ...散歩で」
京野陸の説得に頷いて
近くの公園に入った
ブラブラと歩くだけ
「あのさ、京野くんって
好きな子とかいないの?」
「俺は...いないよ?」
「いないの!?」
なんで...いないの?