二重人格弟に溺愛中
◆対決ーin 体育祭
ボーダーライン
「えーこれより体育祭を開催いたします!!」
時というのはあっという間に進んで
もう体育祭の季節
6月になりました
あたしは特別運動が出来るわけじゃないから
運動オンチでも頑張れる
障害物競争に出る
あたしの親友の奈美はリレーの選手
すっごいよね....
あたしとは正反対
奈美にはあたしと圭のことを
話した
だって親友だもん
そしたら
「よかったね?」
一言だったけど
奈美の優しさがたっぷり詰まっていた
奈美は微笑んでくれて
その日はずっと圭の話をしても
怒られなかった
でも次の日からはいつもの奈美に戻ってたけど....
「紅莉、前進んでる」
「えっ...?あっ!!!」
列はもう進んでいて
あたしのせいで遅れるはねになった
最初から恥ずかしい....