二重人格弟に溺愛中



「俺は紅莉に応援してもらいたいんだ。


それとも....


他に応援したい人がいるの?」



何かを確かめるように
聞いてくる京野陸


「別にいないよ?」




「なら「でも!あたしは京野くんを応援しない。
ただそれだけ...

理由はないよ?」


「ふ〜ん、そっ」


冷たい態度に変わり
あたしを上から見下ろす


でも負けないもん!!


だって、絶対にあたしと圭のことは
バレちゃいけないんだから...


「じゃ、じゃあね」


そう言って自分の席に戻った


「紅莉も大変だな」


「太陽...」


久しぶりの登場だね...


「京野陸が転校してきてから
ずっと紅莉にべったりだし」


「あたしは困ってるの!!」


「でも、向こうはそんなの気にしてないけどな?」
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