二重人格弟に溺愛中



「大丈夫。鍵かけておいたから」


「でも....」


「心配しないで?
ここには滅多に人は来ない」


そこまで言われたら
逆に断る要素が見つからない


「いいよね?」



「.....うん....」


あたしと圭はキスをした

優しく....
愛しく....

キスするときは姉弟の
ボーダーラインを越える

誰もいないから


あたしと圭だけ


だからかな?


より強く圭を求めてしまうのは


いけないことだって
充分承知している


それでも、心が体が
圭を求めているの


あたしの中の誰かが"もっと"
って蠢いている



「そろそろ、戻ろっか」


「うん////」


キスしたあとはお互い気まずくなる


キスしたっていうことに実感がわくから
< 172 / 338 >

この作品をシェア

pagetop