二重人格弟に溺愛中




「うん。怪我しないし!!
絶対1位とってくるから」



「頑張って!!」



「紅莉の為にね?」


こうやって、恋人みたく会話がしたかった


今のあたし達に
姉弟の境界線はない


普通はないといけないけど
あたし達は普通じゃないからいい


お互いが好きだからそれでいい


圭はあたしを教室まで送って行ってくれた



「遅い。」



「奈美さん....」


教室の前では奈美が仁王立ちして
あたし達を待ち構えていた



「「ごめんなさい」」



2人して何故か謝る


「ったく...何してたんだか....」



「別に...何も////」


「いいから早く昼食食べれば?」


「うんっ」


「じゃあ俺戻るね?」
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