二重人格弟に溺愛中
「丸ちゃんどうなってるんだろうね」
「やっぱ丸ちゃんじゃ…」
そんな時聞こえたある言葉
『相田先生が好きです!!
僕はこんなに人を好きになったの初めてです!!
相田先生の笑顔を見てるとこんな僕でも人を好きになれるんだって…
思いました。
僕と付き合って下さい!』
丸ちゃんの精一杯の告白
なんだか羨ましいなぁ…
皆の前であんなに自分の気持ちを言えるんだから…
皆笑ってるけど
あたしは笑えなかった
だって、丸ちゃん本気なんだもん。
顔が真っ赤で
耳まで真っ赤。
拳を強く握って
唇を噛み締めてる
「相田先生の反応は…!?」
司会者の声で
皆の視線が相田先生に集まる
なんか理由なんてないけど、丸ちゃんを応援したくなった。
それは圭も同じだったらしく
「丸ちゃんが普通にカッコ良く見える…」
「そうだね…
上手くいくといいな…」
あたしは視線を圭から相田先生に移した。
「あたしは…」