二重人格弟に溺愛中
「あれっ…
怒ってないの…?」
恐る恐る聞いてみた
紅莉ね表情は今にも泣きそうで
瞳は少し潤んでた
俺、変な事聞いちゃったかな?
「ばかぁ!!
あれはイタズラしただけだもん…圭がコーヒーカップ凄いいきおいで回すから、仕返ししただけだもん……」
えっ…?
そうだったの?
じゃあ…本当に怒ってなかった?
「許してくれる?」
「うん…」
あっさりと許してくれた紅莉
なんか……身体中の力が一気に抜けた気がする
俺がもっと早く気づけば
こんなことにならなかったんじゃない?
「じゃあ…アイスクリームいらないか…」
「それは別!!
アイスクリームはあたしの大好物だから、お言葉に甘えて頂きます」
ニッコリしている紅莉
まっ、いっか!
紅莉が喜んでるし
結果オーライだよな?
っていうか、そういう事にしとこう
「紅莉、美味しい?」
「うん!」
ほらっ、喜んでくれてるからね