二重人格弟に溺愛中
「絶対関係ないから!」
「あるんだよ!!
俺がお前を好きな限り
関係あるんだよ!」
もう何が何だかわかんなくなってきた…
皆は何処に行った?
気付いたらゴッツと二人きり
嬉しくねぇシチュエーション
ゴッツはというと……
「しょうがない。
返事はまだ保留ってことにしておいてやるよ。
だから、今日は二人で
楽しもうぜ!」
軽くウインクして
俺の手をねっとりと掴んできた
得体の知らない電流が俺の身体中に走る
気持ち悪さが毒のように全身にまわり、一瞬にしてゴッツの手を振り払った
「なんだよ…」
「それはこっちのセリフだから!
お前は女を好きになった方が
これからの人生楽しいから、好きになれ!!」
「そんなの俺の勝手だろ?
迷惑か?」
急に悲しそうな顔をして真っ直ぐ俺を見るゴッツ
そんな事言われたって、俺は男に興味ない
「ゴメンな…
でもやっぱり…」
「あれって…」
「は?」
いきなりなんだよ
人が真剣に話してるのに