二重人格弟に溺愛中



「馬鹿だなぁ…」



馬鹿?


あたしが考えてたことって
馬鹿なの?



その時、圭の手のひらがあたしの頬に触れた



ゆっくりと顔をあげると、
圭の顔が夕陽に反射して
良く見えない…



どんな顔してるの?



「あれは嬉しかったからに決まってんじゃん//

俺だって恋愛経験少ないんだから、紅莉の一言で一喜一憂するんだよ…」


その言葉と同時に
いきなり目を塞がれてた


「な、何!?」


「いや、俺今顔真っ赤だから
見せたくないの///」



「そ、そんなのずるい//
あたしだって真っ赤だもん!!」



「良いから黙って…」



そして……



何かがあたしの唇に触れた。



「知ってた?
頂上でキスすると
永遠の愛を誓えるんだよ?」



急に視界が広がった



「キス……したの?」


もちろん分かってるよ?


でもね?


聞きたいんだ
< 250 / 338 >

この作品をシェア

pagetop