二重人格弟に溺愛中
「馬鹿だなぁ…」
馬鹿?
あたしが考えてたことって
馬鹿なの?
その時、圭の手のひらがあたしの頬に触れた
ゆっくりと顔をあげると、
圭の顔が夕陽に反射して
良く見えない…
どんな顔してるの?
「あれは嬉しかったからに決まってんじゃん//
俺だって恋愛経験少ないんだから、紅莉の一言で一喜一憂するんだよ…」
その言葉と同時に
いきなり目を塞がれてた
「な、何!?」
「いや、俺今顔真っ赤だから
見せたくないの///」
「そ、そんなのずるい//
あたしだって真っ赤だもん!!」
「良いから黙って…」
そして……
何かがあたしの唇に触れた。
「知ってた?
頂上でキスすると
永遠の愛を誓えるんだよ?」
急に視界が広がった
「キス……したの?」
もちろん分かってるよ?
でもね?
聞きたいんだ