二重人格弟に溺愛中



昇降口で別れて
あたしは自分のクラスである
2-4組に向かう



「紅莉、おはよう」


木下 奈美(ナミ)


あたしと同じクラスの友達
親友っていったほうがいいかな


あたしは圭のことを
弟としてではなく
男として好きなことを知っている




「おはよう♪」



「今日も一緒に登校?」



「うんっ!」



「頭に花咲いてるよー」


「えっ!?うそっ!」



「ほんとよ。


それにしても、仲良いね」


「姉弟として・・・

なのかな?圭は・・・」



「さあ・・・それは圭くん自身
が知ってることでしょ?」



「うん・・・」



「なら、いいんじゃない?

一緒に学校行ってるってことは
圭くんは嫌って思ってないの!


はい、落ち込まない!!」
< 26 / 338 >

この作品をシェア

pagetop