二重人格弟に溺愛中



「やっぱり食べてくれないんだ…」



「あっ、そ、そういいわけじゃなくて~

あの~えっと…

残すのはもったいないかなって思って…」


必死に言い訳してくれる圭


もうそろそろネタばらししてもいいかな?



いや、まだだ!!


甘口カレーのルーも買ったんだから、作んなきゃ



「そっか…そうだよね…」


本当に思っていることとは裏腹に演技を続けるあたし


我ながら名演技だと思う




そんなこんなで無事家に着き
あたしは圭からスーパーの袋を受け取って身支度を始める



「圭は部屋で休んでてね?」



「あっ、はい」


申し訳なさそうに顔を歪ませて
2階に上がってった



まっ、今はいない方が作りやすいかな?


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