二重人格弟に溺愛中
もう駄目だ………
嘘なんかつかなければ良かった…
覚悟を決め目を瞑った瞬間――――――――――
バンッ!!!!!
「「ただいま~!!!!!」」
あれっ…?
この声って…
「紅莉!!圭!!お母さん達よ!!」
お、お母さん!?
リビングのドアが乱暴に開き
ズカズカと大きい音を出しながらキッチンに入ってきた
「あんた達、何してんの?」
キョトンと首をかしげるお母さん
あたし達も唖然
お母さんとお父さんの帰国は
全く知らされてなかったのだから。
「「お、おかえり…」」
とりあえず、「おかえり」
だけ言って次の展開を待つことにした