二重人格弟に溺愛中

最後

-紅莉SIDE-



「ねぇ紅莉!!」


お母さんとの旅行先を決めていた時突然圭に呼ばれた


何かと振り返ったら、やけにニヤニヤしている


何事?


あたしはすぐに圭が何か企んでいるのではないかと考えた


だって、こんなニヤニヤした顔は何かを企んでいる時にしか見たことがないもん



「な、何?」


嫌な予感を隠しつつ聞いた



そしたら…




「宿題で分かんないところがあるんだ…教えてくれない?」



宿…題?


なんだ……


宿題かぁ!!


疑って損した~


あたしこう見えても少しは勉強できるから!


でも。ちょっと待って!?


確か圭って学年2位じゃなかったっけ…


「紅莉~いいよね?」


「あっ、うん」


「じゃ、部屋行こっか!!」


「?」


なんでわざわざ部屋行くの?

ここでも出来るよ?
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