二重人格弟に溺愛中


朝ごはんも食べ終わり、部屋着から普段着に着替えたあたしたちはいよいよお父さん達が待つ家に向かう。



「なんか、緊張してきた……
どうしよう!!」


こんなときにあたしの心臓は予想以上に速く動き心拍数を上げる



静まれ…静まれ…


と思う程どんどん加速してゆく


「紅莉、俺も一緒だよ…
こんなにドキドキするのは
紅莉に初めてキスした時ぶりかも///」


「バ、バカ!!」


そんな昔の事を思い出されて、もっとドキドキしちゃうよ!!



「冗談~まっ、それは本当だけどね?」



「もう///」



「大丈夫。俺が隣にちゃんといるから!!

ドキドキしないように
言っただけだよ~」



逆効果だって……



圭のバカ………



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