二重人格弟に溺愛中


実は車の免許をとった圭


ちなみにあたしもだけど……


車は中古だけど
今のあたしたちにとっては精一杯


もちろん二人でどっかに出掛ける時は圭の運転



圭曰く、
あたしの運転は、危なっかしいらしい……


酷いって思うけど、事実だったりする


「さっ、出発!!」



圭の合図と共に車はエンジン音をたて発進した



あたしたちが住んでる所は
お父さん達が住んでいる所から
そう遠くはない



駅でいうと2駅くらい



だから、20分くらいですぐに着いてしまう


「ねぇ…」


「ん?」


「今日…承諾貰えるといいね」


「うん!頑張ろう!」


二人で気合いを入れて
しばらくの道のりを雑談をしながら走った


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