二重人格弟に溺愛中
「太陽か?」
「.......違います」
何でも見抜いてしまう部長
俺の瞳をじっと見つめ
ゆっくりと話しだした
「何かあるなら解決してから戻ってこい。
そんな顔してやられちゃ部に迷惑だ。」
「はい」
「じゃっ、いってらっしゃい」
「えっ!?行っていいんですか?」
「俺は優しいからな?
まぁ、そのかわり明日は掃除を太陽と
2人で仲良くしろよ」
「ありがとうございます!!」
俺は急いで着替えて
鞄を肩にかけ走り出した
紅莉が他の男と一緒なんて
俺には耐えられないっ!!
「あっ、圭くん!!」
「ごめん!先輩!
話なら明日するからっ」
俺の名を呼ぶ美奈子先輩を無視して
家への道を走った