治樹と未来
次の日。
今日は学園祭の前日。
私はポスターを学校中に貼るという仕事を任された。
授業が終わると、ダンボールに入ったポスターを一枚一枚いろんな場所に貼った。
何でこの仕事を一人でしなきゃいけないんだよぉ。
学校はすごく広い。
はぁ。いつまでかかるんだろう。
人がほとんどいなくなってからも私は一人でポスターを貼り続けた。
始めてから4時間。
ダンボールを見ると、ポスターはラスト一枚になっていた。
よし!最後の一枚だ。
どこに貼ろうかな。
一番目立つところ・・
あそこだ!
私は学校のド真ん中にある高い時計台を選んだ。
私の身長だと絶対に届かない。
一度教室に戻り、回転イスを時計台の下まで運んだ。
ポスターを手にとり、靴を脱いで回転イスの上に乗った。
すると・・・
不安定なイスは後ろに傾いた。
キャーーーーーーーーー
その時。
誰かが私の体をガッチリ支えた。
助かったぁー・・
その腕の先を見ると・・・
八重歯男!!!!!
えっ・・ 嘘・・
【お前・・ 重い】
【うるさい!】
そう言って私は彼の腕を振り切ろうとした。
すると傾いてたイスはそのまま後ろに倒れてしまった。
バンッ!!
私も八重歯男もそのままバランスを崩し、一緒に落ちてしまった。
【お前重すぎ~】
【うるさいよ!!】
【助けてやったのに何だよ】
【誰も助けてなんて言ってないじゃん】
【可愛くねぇ奴】
【うるさーい!!】
なんて言い合いしながらも、二人の表情からは笑みがこぼれていた。
今日は学園祭の前日。
私はポスターを学校中に貼るという仕事を任された。
授業が終わると、ダンボールに入ったポスターを一枚一枚いろんな場所に貼った。
何でこの仕事を一人でしなきゃいけないんだよぉ。
学校はすごく広い。
はぁ。いつまでかかるんだろう。
人がほとんどいなくなってからも私は一人でポスターを貼り続けた。
始めてから4時間。
ダンボールを見ると、ポスターはラスト一枚になっていた。
よし!最後の一枚だ。
どこに貼ろうかな。
一番目立つところ・・
あそこだ!
私は学校のド真ん中にある高い時計台を選んだ。
私の身長だと絶対に届かない。
一度教室に戻り、回転イスを時計台の下まで運んだ。
ポスターを手にとり、靴を脱いで回転イスの上に乗った。
すると・・・
不安定なイスは後ろに傾いた。
キャーーーーーーーーー
その時。
誰かが私の体をガッチリ支えた。
助かったぁー・・
その腕の先を見ると・・・
八重歯男!!!!!
えっ・・ 嘘・・
【お前・・ 重い】
【うるさい!】
そう言って私は彼の腕を振り切ろうとした。
すると傾いてたイスはそのまま後ろに倒れてしまった。
バンッ!!
私も八重歯男もそのままバランスを崩し、一緒に落ちてしまった。
【お前重すぎ~】
【うるさいよ!!】
【助けてやったのに何だよ】
【誰も助けてなんて言ってないじゃん】
【可愛くねぇ奴】
【うるさーい!!】
なんて言い合いしながらも、二人の表情からは笑みがこぼれていた。