男子校に姫一人!?!?
これは。。。。。。やっぱ。。。
完璧に、100%俺が悪いよな・・・

俺は、琴里に謝った。

許すわけねぇよな。。。

そう思っていた俺を、琴里はあっさりと許したんだ。。。

まさか、許してくれるなんて思ってなかった俺は、ガバッと顔を上げて琴里を見た。

もしかしたら俺は、この時初めて琴里を見た気がする。

大きな瞳。
くるんと上向きにあがったまつげ。
少し、ピンク色に染まった頬。
小さくて、可愛いピンクの唇。
真っ白な肌。
小柄な体格。
さらさらとしたミルクティー色の髪。

・・・可愛い・・・

この俺が、不覚にもそう思ってしまう程に、俺の目には写ったんだ。

その瞬間、

ドキンッ・・・

心臓が高く跳ねた。。。


なんだこれ・・・?
なんか、心臓はバクバクいってるし、手は汗ばんでくるし、顔は徐々に熱くなってくるし、琴里を・・・直視できないし・・・
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