運命
変化

一歩




ーーーーーー季節は冬へと移り、


寒さが強くなってきたこの頃。




俺もいい加減諦めなきゃいけないと、
心より先に、体が感じ始めた。



広とは普通に接するし。


佐々木とも大分会話が出来る。


少しずつ気持ちも溶けた。




ただ気になるのは加藤だ。



最近メールを送っても返事が遅い。


疲れてんのかな。




そう最初は思ったけど、
毎回遅いと違うんじゃないかと感じた。





でも、ピンときた。


そうか!

受験前だから大変なんだな!


俺は推薦で面接のみだから。
あまり心配いらない。



加藤に『受験終わるまでメールしないほうがいいよな!

悪い!!』


とだけ送って風呂に入った。




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