運命



「徹って呼んでいいかってことだろ?

全然構わねーよ。」


「い、いーの?」

だってほら、周りの男子とかからかったり・・・。



「俺、基本徹って呼ばれてるし。
誰も気にしないよ。」


そっかそっか♪

少し頬が緩んでしまった私は慌てて戻し、話し出した。




「じゃあ、今日はありがとう。」


そろそろ暗くなるからなのか。
人の数もずいぶん減った。


「あ、じゃあ送ってくよ。」

「平気平気!

まだ明るいし、
バスで帰るから。」



バイバイとお互いに手を振りあって別れた。




< 50 / 85 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop