運命



ーーーーーー・・・



そして現在にいたる。


薄暗い道を一人で歩く。




さっきまであんなに楽しかったのに、

もう寂しい・・・。



肌寒さも増し、とぼとぼと歩いていると、
いきなり肩を掴まれた。



「きゃっ・・・。」

「あ、わり・・・。」


聞き覚えのある声。


「な・・・かの?」


ふっ と微笑んだ中野は、

「徹、だろ?」

と悪戯に笑う。



それがあまりにかっこよくて、暫く止まってしまった。




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