運命



「・・・・・・え・・・」


しばらく、何の話か理解できなかった。


頭の中が真っ白になっちゃって。

徹の言ってる意味がよくわからない。




静かに冷たい風が私達の間をすり抜け、
ほてった体を冷やしてくれた。




小さく、頷いた私。



お互い黙ったまま、また歩き始めた。





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