運命

「うん。
だって、好きな人が他にいるのに、付き合っちゃいけないと思うし･･･。」


「は？　誰が？」


ホントは、昨日言われたから、加藤の言ってる意味はわかってた。


けど、気付いてほしくて。

わざととぼけてみる。




「徹が。」


当たり前でしょ？みたいな顔をする加藤に溜め息。


ダメだ。
気付いてない。



「俺が好きなのは、加藤だよ？」


「だから、別れたほうが･･････って、えええぇ？！」


近所迷惑なくらい叫んだ加藤。

ホントに、見てて飽きねーなー（笑）



『もう騙されないもん。』なんてブツブツ言う加藤に近づく。





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