運命
私が別れを告げた日の朝。
徹が携帯を気にしていたのは、ひそかに私の誕生日計画を立ててたからで、
私の友達に欲しがってた物を聞いてたみたい。
朝、サプライズで渡してくれたんだ。
可愛いネックレスだったの。
「えーちゃん?
にやけすぎ。」
「え?
あ、ごめーん。」
咲に笑われてたら、誰かがこっちにきた。
「かと・・・じゃなくて!
え、恵美・・・?」
「うえ?!
徹?!」
いきなり名前で呼ばれてびっくりしてると、
椅子に座ってる私に合わせてしゃがみ、机に腕を乗せた。
「ふはっ。
おもしれー。」
「なっ!」
咲も隣でクスクス笑ってる。
「なぁ、今日俺ん家これね?」
「「えっ?!」」
咲と声が被った。
「2人で誕生日パーティーやろ?」
赤くなる頬を押さえ頷く。
どうやら今年は、凄い誕生日になりそうです(笑)
−END−