my Life!!
蜂蜜寮
「咲端 司、高橋 一樹、そして、ここに居る桜庭 要と一緒の“蜂蜜寮”に入ってもらう」
あたしの全く知らない名前が言われていく。
「はぁっ!???」
あたしの横ででかい怒鳴り声が聞こえた。
「煩い・・・」
おじいちゃんは、この少年を睨みつける。
「俺がこいつと同じ寮だって!?」
・・・・・ん?
あたしは、もう1度、おじいちゃんの言葉からこの少年の事は背を、頭の中でリピートする。
“そこに居る桜庭 要”、“同じ寮”・・・・
「ええっ!?」
その、少年と同じ寮って事!?一緒にご飯食べて、一緒に寝て・・・
いっ嫌だぁ――――!!!!
「何で俺等とこいつが一緒なんだよ!!!おいっじじぃ!!!」
ぎゃー!!!おじいちゃんに何言ってんのっこいつ!!!!
「沙耶は、まだ着たばかりで分からないことが沢山だろう、成績優秀のお前が居る蜂蜜寮が一番良いだろう」
コーヒーを飲み終わり、空にしたマグカップを持ちながら、おじいちゃんは、何やら電話らしきものの受話器をとった。