my Life!!
口をパクパクさせるあたし。
驚きに言葉がでない・・・
「って事で、中は全部学園長デザインの沙耶ちゃんの特別なお部屋♪」
そう言って司は部屋の扉を開いた。
「キャーッ!!!可愛いっ!!!」
もっと本当は叫びたいって程可愛い家具が揃った部屋があたしの目の前にあった。
その“あたしの部屋”とされる部屋は、ピンクで統一されており、大体8畳くらいの大きさの部屋。
ベッドはシングルで、毛布はハート柄の赤と白。
本棚はピンク。タンスには白いレースがかかっていて、カーテンは、薄い生地の白いの。
真ん中にある小さいテーブルは、苺型になっていて、その周りには椅子が2つ。
でかい、でかい、でかい!!!
これって自分の部屋でいいのか!?
あたしんちのリビング程の大きさの部屋が・・・あたしの部屋・・・
あーっ夢じゃなければ良いのに・・・
「こんな部屋に沙耶と一緒に居たら僕、絶対手ぇ出しちゃうなー」
何て悪戯な笑みを浮かべて笑う司。
「冗談やめてよねぇ~」
何て言いながら笑いあうあたし達。
夢の世界は、こんなにも楽しいのかー。