my Life!!
「じゃーなっこのアホ」
手をひらひらとさせて、あたしに背を向ける、少年。
「ちょっ・・ちょっと待ってよ!!!」
せめて、この地図を見てもらって、道案内してもらおう・・・
あたしよりは、この街の事知ってるだろうし・・・
「何だよ・・・」
「このっ・・・SGってドコ?」
あたしは、少年に駆け寄り、地図を指差す。
「は?何お前、ここに興味あのか?」
真顔で見られる。
「え?あたし、ここに行かなきゃならないんだけど・・・」
あたしは、何がなんだかいまいちよく分からず、キョトンとして、少年を見つめる。
「はぁーっ・・・何な訳?あんた、俺のストーカー?・・・まっついてくれば?」
「ストッ・・・」
言葉を言いかけたあたしに、腕をパシッと掴み、慌てて走り出す少年。
何だ、意外とやさしいんじゃん。何か、急いでたみたいだけど、付き合ってくれるみたい・・・良かった。
「ここ・・・」
走って間もなく着いた先には・・・