my Life!!
あたし達の目の前にあった部屋は、“学園町室”と書かれた所だった。
「へっ!?」
ってか、何か、事が勝手に進まれてない!?
ガラッ
「ちょっと・・・!!!」
あたしが止めに入ったのは、扉が開いた後で――・・・
もう、遅かった
「何のようかね?」
コーヒーをコクコクと飲んでいる50前後くらいのおじさんが、ソファーに座っていた。
「あ?こいつ・・・」
って、ちょっと・・・、この少年、学園町にタメ語ってどうかと・・・
「・・・!!!沙耶・・・」
ソファーに座っていたおじさんは、あたしの方に目を向け、こちらに歩いてきた。
しかも・・・なんであたしの名前・・・
誰、この人。
「来たか、来たか、よく分かったのぉ」
そう言って、あたしの頭をポンポンと叩いてくる。
「え・・・?あの、誰ですか・・・?」
失礼とは分かっていても、あたし自身、本当に、この人が誰だか分からない。
「あー、沙耶とは沙耶が赤ちゃんの頃一度会ったきりだっともんなぁ・・・わしは、お前のおじいちゃんだ」