だって好きなんだもん☆
ネックレス…か
てっきり妹っていうからストラップとかだと思ってたなぁ
「あ! このリボンの可愛い〜!これはどぉ?」
「ん あ?あぁ」
………?
なんかアキラくん、ちょっとソワソワしてない?トイレ?
そう思っていたら、アキラくんは口を開いた。
「あっ…あのさぁ〜」
気のせいかな……アキラくんの目が泳いでるような気がする……いや、気のせい気のせい……
「ん??」
「綾乃の趣味ってどんなんかわかる?」
「……え」
“綾乃の趣味”って……なにそれ
まるで、お姉ちゃんにプレゼントするみたいじゃん……
なんで?なんでそんなこと聞いてくるの―――?
“お姉ちゃんが好きだから”?
―――苦しい……
そんなことは昨日から薄々わかってたはずだよ
なのに…なんでこんなに胸が苦しいの?
なんで今、アタシは泣きそうなの?
何これ………意味わかんない……
「あのさぁ…一応言っとくけど、その妹が綾乃と同じ趣味だから言ってんだからな?」
アキラくんが頭の後ろの方を掻きながら言った。
「……へ?そーなの?」
「そうだけど?」
また…アタシの早とちり……だったんだ
早とちりだったんだ…!!