だって好きなんだもん☆
ここにあった…アタシがさっき見つけた可愛いリボンのネックレスがなくなってる……
「ミーナ」
アキラくんのほうを見たら、アキラくんはレジを済んでいて、アタシのほうにきた。
そして、ガッシリした腕でいきなりアタシを包んだ。
「あっ…ああアキラくんッ!?」
心臓がドキドキうるさい。アキラくんに聞こえてしまいそうで…それでまたドキドキが増して。
しかもアキラくんの息がアタシの耳にかかってるし〜〜!!
あぁあぁあ!!!
もう頭が爆発寸前だよ〜!!
いきなりなんなのアキラくん〜!!
「よし。できた」
そう言ってアキラくんはアタシから離れた。
そしてアタシの胸元には、アタシが可愛いと思ったリボンのネックレスがあった。
「え…これ……」
「今日、買い物付き合ってくれたからさ。プレゼント」
うそ…!
え ヤバい
すごい嬉しい…!!
「っ…あ ありがとう…!」
あ ヤバい
今、絶対顔ニヤけてる
「どーいたしまして。顔、ニヤけてるぞ」
「わっ…わかってるもん」
顔がニヤけるほど嬉しいなんて何年ぶりだろう。
素直に嬉しい。
お姉ちゃんでも妹さんにでもない、アタシへのプレゼント。アタシだけにくれたネックレス。