だって好きなんだもん☆
「大切にするね」
気付けば口にしていた言葉。
これは、自分が欲しかったネックレスだからこんなに嬉しいのかな。 …違う。“アキラくんがくれた物だから”―――
「大袈裟だっつの」
アキラくんはそう言いながら、アタシにデコピンした。
「ふに゙っ
ちょ、痛いじゃ……」
“痛いじゃん”って言い返そうとした時。
アキラくんの異変に気が付いた。
「……真っ赤」
「…うっせぇチビ」
もしかして…照れてる?
アキラくんは前髪を右手で上げながら…そして真っ赤な顔をしながらアタシを睨んだ。
…いや、全然恐くないし。
…むしろ…可愛い?
「……意外…アキラくんでも照れる時あるんだ…」
「あ゙?お前、誰が照れたって?」
アキラくんは、両手でアタシの頬っぺたをつねった。
いや、頬っぺたはやめようよ
一応乙女の顔なんだから
…でも、なんか少しいじけてる(?)アキラくんが…
とてつもなく面白い…面白いすぎるっ!!
とにかくS心に火が点いたアタシは、少しアキラくんをいじってみることにした。
「あはは♪アキラくん真っ赤になってるよ〜?
か・わ・いー…」
「それ以上言ったら今あげたやつ没収な」
「………あ゙ぃ…」
ミーナは本当のドSには敵う筈がなかったのだった。