だって好きなんだもん☆


――――

――――――――――


「お…おにぎりだけ見た目(だけ)うまくいった…っ!」


おにぎりもうまくいかなかったらどうしようと思ったぁ〜!!

どれどれ…美味しいかな??

ぱくっ…と作ったおにぎりを一口食べてみるアタシ。

!!!


「なにこれっ……!」

「え?なになに?どんな味だった??」


「すっ……ごく……」

「すっごく?」


「………………ビミョー………」

「…………」


ってゆーか…なんか…味、しない?ってかんじなんだけど………あれ?これ…あれ?


「さっすがミーナ!おにぎりの味ですらビミョーだとは……!!」


お姉ちゃあん…お願いちょっとはフォローして(泣)


「あらら…ほんとね。味しないわ。」


正直…だね……お母さん

いや、正直なのはいいことだよ、うん。

でも少しはフォローしてほしかったです。はい。


「でも大丈夫でしょ(たぶん)。普通に食べれるし」

と、お姉ちゃん。


「そうかなぁ……」

「ってゆーか、もう時間ないっしょ」


時計を見ながらお姉ちゃんは言った。

たしかに、時計を見るともう8時……ってヤバ!!

うちから(歩いて)30分かかるのに…学校ギリギリだぁ……


「んじゃ、これ持っていけばいーじゃん?まぁ大丈夫だよ!喜んでくれるって!」

「う〜…うん………」


こうしてミーナは、ビミョーなお弁当をアキラくんに渡すことになってしまったのだった………。


< 25 / 76 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop