だって好きなんだもん☆


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うう………

ついに…来てしまった………

アキラくんの高校に……!


ごくん、と唾を飲み込む。

アキラくんの高校は、アタシが通っている中学よりも近くて、半分の15分でつく。

今、いろんな高校生が来てるなか、アタシは校門前で待っていた。


でも……来て…迷惑じゃなかったかな……ってゆーか私って何気にウザい!?

彼女でもないのにアキラくんの高校来たりして………やっぱり図々しかったかな……。

それにアキラくん来ないし、なんか注目されてる気がするし……

うぅ……なんか帰りたくなってきた……


「あれ?ミーナ?」

「ふぇっ?」


少し泣きそうになった下に向いてた顔を声がするほうに上げると、そこにはアキラくんがいた。


「誰か待ってんの?」

「へ?え……と」


あなたを待っていました!……とか恥ずかしくて言えないって!!


「ってかそれって何?…弁当?」

「あ……そ、そうだよ」

「誰にあげんの?」


うぅっ!!

なんでアキラくんにあげるってわかんないの!?
もしや鈍感!?

あー…でも、ちゃんと言わなきゃあげらんないし……

よしっ!こうなったらやけ(?)だっっ!!!



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