だって好きなんだもん☆

「で、なんで中学生がこんな時間にここにいるんだ?」

「えっ………」


好きな人にお弁当持ってきました〜……なんて言えるか!!


「答えられないのか?」

「…………………」

(心の声:)はい、無理です。てかイヤです。


アタシは黙っていたら、そのゴリ先生(勝手にあだ名つけた)にセーラー服の後ろを掴まれ、校舎のほうにズルズルと引きずられた。

「よーし 答えられないんなら生徒指導室にこーい。お前の中学に電話掛けてやっからな〜〜」

「ッギャーー!!」


そんな恥ずかしいことすなぁあーーッ!!学校で顔見せらんないじゃんッ!(泣)


アタシは必死に叫ぶけど、お構い無しに校舎のほうに引きずってくゴリ先生。

アタシはこの時、心のなかで諦めた。

嗚呼(ああ)……さらば、優等生なアタシよ……



「ミーナ!!」


「……へ? ぅわあっ!」

アタシはその声の主に腕を引っ張られた。

ゴリ先生が掴んだところはセーラーのところだったので、腕を引っ張ったらすぐ離れた。


そして、少し離れたところで、アタシは彼が押してた自転車に乗るよう指示された。

スカートだったので、見えないように横に座った。


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