だって好きなんだもん☆
「アキラくん! アキラくんの行きたい所ってないの??」
アタシの行きたい所ばっかじゃダメだよね!アキラくんの行きたい所とかも行かねばっっ!!
「ん〜?………ま、あるっちゃーあるけど……?」
え?何その言い方
意味深?
なんて思い、首をかしげていると、アキラくんはまた意地悪な…ってゆーか、なんか絶対たくらんでるって感じの顔をしながら言った。
「ミーナには…まだ早いかもよ?」
………は?
『早い』?
早い……早い……まさか?いやいやいや、違うよ。うん。妄想もいい加減にしよう、アタシ。
「ア……アキラくんの行きたい所なら行くよっ?」
………ニヤ
「……んじゃ、来てくれる?」
……あれ?
なに、さっきの“ニヤ”って。なんで“ニヤ”なの。“ニャ”の間違いじゃないのかーい!?(その方が変だけど)
そして、ぐいっ とアタシの腕を引っ張るアキラくん。
うわわわわっ!アキラくんの手がっ!お、大きいっ!(←?)
ド、ドキドキしてんのわかっちゃうよ〜っ!!