だって好きなんだもん☆
「じゃあ、柊さんはいつも通りにバイトしてね」
バイト先に着いてから、スラッとした背の高い女の人…もとい店長にこう言われた。
「はい。」
と答えるアタシ。
気付かれて…ない……よね?
「あれ…柊さん、なんか変わった…よね?」
ギクッ!
え、ちょっ!やばっ!
「いっ…いいえ全然ッッ!
あッ!そういえば髪切ったからかなあ〜!アハハ」
「あら、そう?」
「そっそそそうですよ!」
「……ふーん?」
ふーっ!
危ない危ない……
ここではお姉ちゃんらしく振る舞わなきゃ……簡単に気付かれちゃうよ
本当にお姉ちゃんは勝手なんだから…
「じゃあバイト始めてね。」
「はーい!」
よしっ!今日は、明るく元気にハイテンションに!お姉ちゃんっぽく過ごそう!
そしてちゃんと仕事をこなそう!!
……で、お姉ちゃんの仕事はっと……注文聞いたり料理持ってったりレジやるんだったっけ
とりあえずレジ行こっと
「綾乃ちゃーん!料理運んで〜!」
「あ はー…」
「すみませーん
会計お願いしまーす」
え゙
どーしよう!?
なんか2つも同時に来ちゃった〜!