だって好きなんだもん☆
もう…髪もびしょ濡れだし……
最悪だよ〜…
そう思い、髪を少し後ろで軽くまとめたとき。
「あ」と、アキラくんがいきなり言葉を発した。
「え?何?」
不思議に思って聞き返すアタシ。
「オレがあげたやつ……付けてるんだ、ミーナ。」
へ?
あぁ、ネックレスのことか。
「いつも付けてようと思って♪
だから今日も……ってうわっ!」
び、び、びっくりしたぁ!
しゃべってる途中でアキラくんがアタシの顔を覗きながら、意地悪に笑ってるんだもん。
「へーえ。」
「えっ……なっ、何??」
アタシには、アキラくんの笑ってる意味がわからなかった。
「やっぱりミーナってさー…」
『ミーナってさー…』?
何?
「オレのこと、好きだろ」
「………はぇっ?」
え
ちょっと待って。
何故にそこでバレる?
え? ええ!?
「なっ…ななななんで!?」
「ん? だってさー…」
アタシの頬にいきなり触れるアキラくんに、
ドキッとするアタシ。
あ、やば。
ドキドキうるさい、心臓。
アキラくんに、聞こえちゃうじゃんっ―――…