だって好きなんだもん☆
伝えたキモチ
「……好き……」
やっと言えたこの二文字。
アタシの頬はまだ、アキラくんの両手に包まれたままで。
まだ、ドキドキ煩くて。
アキラくんは、アタシの目を見つめたまま何も言わないし。
うぅ〜っ……なんか言ってよアキラくん〜〜っ!(泣)
顔があつい。
たぶん、絶対、触れてる頬から熱が伝わってるはず。
ドキドキ煩い。
もしかしたら、顔が近いから……聞こえてるかもしれない。
もう、恥ずかしくて、涙目になってきた。
アキラくん……
なんで何も言わないの?
心臓…はち切れそうだよ……
その時、アタシとアキラくんのオデコがコツン、とくっついた。
余計に近くなった顔に、ドキドキがますます煩くなったアタシの心臓。
アタシは、この体勢に我慢できなくて、アキラくんより先に口を開いた。
「アキ……ラ、くん?」
たぶん今、アタシ……
世界で一番真っ赤な顔してる。
早く答えて?
アキラくんっ―――
「……オレ……」