だって好きなんだもん☆

「…っんな顔すんなよ…」


そう言いながらアタシを抱きしめたアキラくん。


アキラくんの腕のなか。

当然だけど、さっき頬っぺたを触られた時感じた温度より温かくて。


ドキドキしてるのが聞こえる。

アタシかアキラくんかわかんない。そんぐらい、ドキドキドキドキ煩くて。


それが、なんだかとても愛しく感じて。


両思いなんだってことを実感して。

また、止まる気配を感じた涙も、溢れだした。


そのことに気付いたアキラくんは、何も言わずにただ、アタシの頭を撫でてくれて。


でも、いつもみたいな撫で方じゃなくて……優しい撫で方だった。


アキラくん……


大好きだよ………。






< 57 / 76 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop