だって好きなんだもん☆
「…っんな顔すんなよ…」
そう言いながらアタシを抱きしめたアキラくん。
アキラくんの腕のなか。
当然だけど、さっき頬っぺたを触られた時感じた温度より温かくて。
ドキドキしてるのが聞こえる。
アタシかアキラくんかわかんない。そんぐらい、ドキドキドキドキ煩くて。
それが、なんだかとても愛しく感じて。
両思いなんだってことを実感して。
また、止まる気配を感じた涙も、溢れだした。
そのことに気付いたアキラくんは、何も言わずにただ、アタシの頭を撫でてくれて。
でも、いつもみたいな撫で方じゃなくて……優しい撫で方だった。
アキラくん……
大好きだよ………。