だって好きなんだもん☆

ああああ!アキラくんがコレのせいでお腹壊したらどうしよう!!具合悪くなったらどうしよう〜っ(泣)

なんて心配するアタシをよそに、卵焼きを食べてしまったアキラくん。


「……ミーナって…」

「はいっ!?」


『料理できなさすぎー。別れるから』とか言っちゃう!?

そんなのイヤーーッ!(泣)
捨てないでアキラくんーーっ!!

そんな言葉を予想していたアタシにアキラくんがいってきたのは、とても意外な言葉だった。


「料理、初めて?」


「………え?あ、うん…?」


なんでこんなことを聞いてきたのかがわからなくて、最後が疑問系になってしまった。


そして、アキラくんはアタシこ頬を指で突っついた。


ますます意味がわかんないんですけど。


アキラくんはニンマリ笑って言った。


「へーたーくそ♪」


ムカッ…

…は?へ…“へたくそ”?


ムカッときたアタシをよそに、アキラくんはまだアタシのほっぺで遊んでるし。

もう!なんなのー!?


アタシはパッとお弁当を取り上げた。


「……じゃあ食べなきゃいいじゃん」


そう言ったあと、アタシは頬を膨らまして、プイッとそっぽを向いた。



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