だって好きなんだもん☆


―――――――

――――――――――――



「…それで?」


場面は戻る。

お姉ちゃんは話の続きをアタシに聞くけど……


「えっと……それで帰ってきた…んだけど……?」


アタシが返答すると、お姉ちゃんは一瞬目を見開いた。


「はあぁぁあ!?帰ったぁ!?」


耳が痛くなるほど大きな声で言うお姉ちゃん。

お母さんには聞こえてなかったみたいだけど……


「え?……なんか変?」

「変!」


うわ。即答ですか。


「なんでっ!?なんでそこまでいってチューも何もないのぉーっ!?」


「ええっ!?チっ…チュー!!!!!?」


チューなんて…いやいやいや早すぎでしょー!


だって付き合って何時間ですかって!


「何ー?してみたくないの?アキラとキス。」


「……そりゃあ…」


してみたいけど……。


「ま、そのうちするよ。たぶん。」


ええぇぇえ!?

そっ……そのうち…!?


「そのうちって…いつ?」


「1週間以内にする、に一票」


一票って!賭けじゃないんだから!

とか思いつつ、アタシの心臓はドキドキがおさまらないし……。



キス…か



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