だって好きなんだもん☆
お姉ちゃんのコトバ
―――翌日
アタシは学校内(授業中)に、昨日のことを思い出していた。
どうもお姉ちゃんの言葉がひっかかるんだよね〜……
お姉ちゃんは可愛いから大丈夫だけど、アタシは頑張んないと飽きられちゃうよ、ってゆーイヤミ?
ううん、ちがう。お姉ちゃんはそんなこと言う人じゃないもん。
じゃあ、なに?
………わかんないや。
あとでお姉ちゃんに訊いてみよっかな。たぶん、はぐらかされると思うけど。
「みーいーなっ♪」
「はわっ!」
誰かに後ろから抱きつかれた。
あれ、授業終わったんだ。
と、思うと同時に、後ろを見て、抱きついた人が誰だかわかった。
「あ、杏奈(アンナ)ちゃんかぁ」
アタシが『杏奈ちゃん』と言った子……辻井杏奈(ツジイ アンナ)は、アタシの唯一無二の親友。
んでもって、アタシの一番の理解者…なんだよね。
「で?授業中ずーっとボーッとしてた理由は昨日のサボりのことと関係あるのかな?」
あ、昨日のこと、言ってないや。
「んー?いやー?えへへ」
「んー?怪しいなぁ〜。まさかまさか……」