一番は君
第1章

無題

 出口を見つけるため


 たくさんのドアをノックして
 当たり外れもわからないままそこに進む。
 

 
 笑いたい。
 
 
 泣く思いなんてしたくない。

 

 誰だって不幸にはなりたくないんだ。
 
 

―――ヒーローになりたいんだ。






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