君のNo.1 ~出逢い~


コンコンとノックの後

聖来君がコップを片手に戻ってきた


「ほら、これ飲めよ。」


差し出されたのは冷たいお茶が入ったコップ


「…ありがとうございます。」


あたしはコップを受け取って

一気に飲み干した

恐怖で喉がカラカラだったらしい

そんなあたしを見て絢さんが笑った


「いい飲みっぷりね。」


聖来君は

あたしの手から空のコップを取ると

またどこかへ行ってしまった


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